トップ>士業・コンサルティング業のWEBサイト制作のポイント

士業・コンサルタントのWEBサイトを作るにあたり、そもそもの士業やコンサルタントならではの
特徴がありますから、それをきちんと把握しホームページを作る必要があります。

このWEBサイト制作のポイントは以下のとおりです。

その壱 物ではなく、サービスを売るあるいは提供するホームページである。

専門家のホームページの重要なポイントとしてあげられるのは、物を売るというのがメインではなく、サービスを売る、あるいは提案するのがメインのホームページであるという事です。

物を売らないということはどういうことかといいますと、商品というリアルに見えるものがないということです。このことから導き出せることは、物の販売の場合と比較すると、サービスの内容について文章でより詳細に説明しなくてはならないということです。

具体例を出して考えて見ますと、ブランドバッグを扱うオンラインショップでしたら、お客様がホームページを見た場合、「エルメスのケリーバッグ入荷!」と書いてあれば、お客様はそれだけで商品のイメージができます。さらに、その写真と値段などが載っておれば、実際にどんなものかはほとんど分かってしまいます。あとは、自分の予算が合えば欲しい人は買うということになります。

このように、物の場合は、商品自体はどんなものかが理解しやすいわけで、売りやすいわけです。(ただしその分、売る側にとっては競争が激しいわけですが)

これに対して、専門家・コンサルタントの仕事というのはそういった物を売る事がメインの商売ではなく、書類作成であったり、手続の代行であったり、経営に対するコンサルティングだったり、ノウハウの提供だったりするわけです。
つまり形の無いサービスを提供することが商売なわけです。

ですから、例えば社会保険労務士事務所のホームページで自分のサービスについて、「社会保険、雇用保険の手続代行」をします と一言書いてあっても、手続代行をしてくれることは分かりますが、具体的にどんな手続をどのくらいの値段で、どういうやり方で、いつまでにやってくれるのかがさっぱり分からないわけです。

専門家の場合は物販で言うところの、「店の商品」が「専門家のサービス・取扱業務」になるわけですが、物販のように「取扱業務」を写真で見せるわけにもいかないですし、物のように名前を聞いただけで内容そのものをリアルにイメージするのがなかなか難しいわけです。
そうなってくると、お客様に自分がサービスとして提供していることをよりリアルにわかっていただくためには、きちんとした文章の説明をつける必要があるわけです。

そういうことから考えると、よく業務内容だけをずらっと羅列して内容の説明の少ないホームページを見かけますが、そういったページは、お客様からみるとその事務所のサービスをリアルに理解できないことになり、結果として手続を依頼したいというところまではなかなか結びつかないわけです。サービスの説明不十分なホームページとなってしまうわけです。
上記のようなことを考えると、専門家の業務の特性上、文章でのサービス内容の説明は必須ということになってきます。
物を売らず、サービスを提供、売るホームページだということをまず理解する必要があります。

その弐、大手が少ないので内容で勝負できる。

次に専門家の特徴として、最近は社会保険労務士なら社会保険労務士法人といった法人化された事務所もありますが、基本的には個人単位の事務所がほとんどを占める業界です。
また大きな事務所があると言っても、業界内では有名な事務所はありますが、一般の人にまで有名という事務所はほとんどありません。例えば、自動車業界のように車と言えば、トヨタ、日産、ホンダ・・・。といったようにすぐに具体的な事務所の名前が挙がってくることはほとんどありません。

ということは、例えばインターネットを活用して社労士事務所に業務を依頼するパターンとしては、yahooのような検索エンジンを活用して、社労士事務所にホームページから何か業務を依頼するというパターンが多いのですが、少なくとも新規のお客様に関しては、以下のような依頼の流れで依頼することが考えられます。

検索エンジンを使って社会保険労務士事務所に業務を依頼するパターン

  • 社会保険労務士と言えば、A事務所 → A事務所のホームページを検索し、A事務所に依頼 
    ※このような依頼のケースは少ない。
  • 業務名などで検索→その中で上位表示してくるホームページを一通り見る→内容の良いホームページを選び問い合わせ

このように、ホームページから依頼するお客様というのは、自分の依頼したい業務内容に関連するキーワードを入力し、それにヒットしたホームページから、内容の良いホームページを選択していくということになります。

この見込み客の流れから考えると、自分の事務所のホームページは、内容の充実化と業務内容に関するキーワードの検索エンジン対策、あるいはより目立つところに表示するためにPPC広告などといった有料広告を行う必要性が出てくるわけです。
こういった対策がきちんとできている事務所は、ホームページを活用して仕事を取る事ができますし、また大手が少ないため、小さな事務所、新規の事務所でも内容の良いホームページを作り、広告等を活用したアピールができれば、ゼロからでも参入は十分可能ということになるわけです。

その参、専門用語や自分達が当たり前に使っている法律用語でもなるべく使わない

1で、業務やサービスの内容の説明は必須ということを説明しましたが、その内容の書き方にもポイントがあります。それは、専門用語や自分達が当たり前だと思って使っている法律用語を分かりやすい言葉に置き換えて表現するということです。

例えば弁護士、税理士など○○士という職業についている人などは、専門家と言われますから、自分の資格の分野、あるいは得意分野については、当然一般の人より詳しいわけで、詳しいからこそ一般の方だと面倒でよく分からない手続や書類作成などを代行あるいは代理で行ったり、アドバイスをすることができるわけです。
ただそれに関しては、それぞれ国家資格を取って事務所を運営されているので当然と言えば当然ですが、そこにお客様と専門家との間に認識のズレがあるわけです。

つまりこのことから導き出せることは、ホームページから相談や業務の依頼しようと考えるお客様というのは、自分達の業務や専門用語を知っているわけではないということであり、お客様に自分の事務所のサービスを理解してもらうには、誰でも分かる言葉に置き換えなくてはならないという事です。

例えば、インターネットに詳しくない人が、「ASP」とか、「FTP」と言った用語を聞いても何のことかさっぱり分かりません。
同じように、専門家でない人が法律用語や会計用語を聞いても、何の事かよく分かりませんということになってしまいます。

ですから、ホームページ内のお客さんに提供するサービスの説明の文章や内容は、難しい言葉や放浪法律や会計などの専門用語は分かりやすい言葉に置き換えて、誰でも分かるようにしなければならないということになります。

このことをホームページを作成していく過程でも理解して取り組んでいく必要がありますし、ホームページから仕事を依頼していただく人は、必ずしも依頼者が専門家の仕事を知っているわけではないという事を前提に、誰でも分かるような内容のホームページを作る必要があります。

以上3点のポイントを書きましたが、上記のような専門家・コンサルタントならではのホームページの特徴を理解し、自分のホームページを作ると良いものができ、ホームページから仕事を獲得することが可能になるでしょう。